ペーパースカイ【完結】
あれから四年以上の月日が経ったけど、相変わらず二人は仲良くつきあい続けている。

それに比べてあたしは、相変わらず一人ぼっちだ。

恋は何度も何度もしたけれど、同じ数だけ失恋もした。

そしてその同じ数だけいつも、輪子の暖かいコーヒーや、ひんやり冷たいアイスコーヒーに慰めてもらってる。

「苺って、ホレっぽいけど冷めるのも早いよね。
そーやってすぐに切り替えができるのって、私はいい事だと思うよ。
だけど、知り合ってすぐにエッチしちゃうのはやっぱりよくないよ。
軽いキモチでつきあってるのかなって、勝手な誤解されちゃっても無理ないし」

そうそう。そうだよね。

自分でも、そう思ってるんだ。でもさ。
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