ペーパースカイ【完結】
「…幸太、大好きだよ?」

「…なんじゃそら」

「…うまく、説明できなくってごめんね?でもね、でも…あたしの中では、

輪子も一番だし幸太も一番なんだ。…ほんとだよ?」

「………………ん」

わかった。

と、小声でつぶやいた幸太。

深い、ため息をついた。

そしてふいに顔を上げ、あたしの唇に優しく短いキスをしてくれた。

別れ際、

「んじゃ。ワコさんに、お大事にーって言っといて」

そう言い残し、駅の改札に吸い込まれていった。
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