金色の師弟

ディンは空を見上げた。

考えることは苦手なだけに、難しい顔をしている。

「長年の付き合いの勘だけれど、アデルは本気よ?」

「……」

今まで見たこともない友の態度に、ディンは戸惑いを隠しきれなかった。

そんなディンに対し、アデルの変化はいい傾向だとノルンは笑う。

順応性は、彼女のほうが高いらしい。

予想外のアデルの返答がディンに与えた衝撃は中々に大きい。

納得出来ずに空と睨み合うディンを、ノルンは穏やかな笑みを浮かべて見つめていた。
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