金色の師弟
「俺は嬉しいよ」
不意に、アデルが呟いた。
脈絡もなく発せられた呟きに、ルイは首を傾げる。
「何ですか、急に?」
「いや、言葉に出来ることは伝えておこうかと思ってな」
それが、どうして先程の発言になるのか。
訳がわからず首を傾げたままのルイから、アデルは身体を起こすとベッドから降りた。
ルイは下着すら身につけずに眠ってしまったため、布団の中に潜ったままでアデルの姿を追った。
「お前を好きだったからな。こうした関係になれたことは素直に嬉しい」
「……」
真っ直ぐな言葉をぶつけられ、ルイは布団を引っ張り顔を隠す。
目だけは出してアデルを見つめた。
アデルは涼しい顔で床に脱ぎ散らかされている衣類を集めていた。