☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
その日の放課後、わたしと梓は駅前のビルに遊びに出かけ、ぶらぶらとウィンドウショッピングをしたり、プリクラを撮ったりした。


そのあとぬいぐるみが大好きな梓が、クレーンゲームをしたいと言い出したので、わたしたちはゲーム機の前に行った。


窓ガラス越しに中を覗くと、カラフルな色のぬいぐるみたちがひしめきあっている。



「どれを狙う?」


わたしが梓にそうたずねると、梓はすかさず


「ピカチュウ!」


と答えた。



ポケモンの黄色いピカチュウは、ぬいぐるみたちのなかでもひときわ目立っていて、しかも取りやすそうなところにあった。


ピカチュウは、この一匹だけしか見当たらなかったので、おそらくここに残された最後の一匹なのだろう。



「そういえば、最近ピカチュウのぬいぐるみって、あんまり見なくなったよね。」


「うん。前ほど人気なくなったのかなぁ。」


「なんか、一匹だけ取り残されてかわいそう。」


「わたしがおうちに連れて行ってあげるから!」


そう言って、梓はお金を入れると、さっそくピカチュウに狙いを定めた。



「ほらっ、もうちょっと右。」


「ううん、あとちょっとだけ左。」


そんなことを言い合いながら、いよいよボタンを押す。



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