☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
叫び声をあげて、恐ろしい夢から目覚めたときには、いつもお母さんが手を握っていてくれた。


わたしが手術台の夢を見るたびに、叫び声を上げるのを心配して、そばについていてくれたのだ。





美幸の命日の日、わたしはきれいな花をたくさん買って窓辺に飾り、いつもよりたくさんのお菓子と飲み物をお供えした。


そして引き出しの中からエコー写真を取り出し、エコー写真を見ながら、美幸に話しかけた。



美幸が天国に行ってから、もう一年がたつんだね。


お母さんのところに来てくれたのに、産んであげられなくてごめんね・・・。


本当にごめんなさい・・・。


美幸は天国で、お母さんの幸せを願ってくれているんだよね・・・。


お母さんの笑ってる顔のほうが好きなんだよね・・・。


それでもやっぱり・・・、悲しくなっちゃうよ・・・。


悲しくて、たまらなくなるよ・・・。


美幸を死なせてしまったことが、何よりも辛い・・・。



わたしは流れ落ちる涙をぬぐった。



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