☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「えっ・・・。」


「さっきみたいなこともあるし、女の子を一人で帰せないよ。」


「でもわたし、自転車に乗って帰るし・・・。」


「おれも今日は、自転車で来たんだ。だから美里ちゃんを家まで送ってから、アパートに帰るよ。美里ちゃんに何かあったら、大変だから。」


「でも・・・、わざわざ送ってもらうのは悪いし・・・。ここからわたしの家に行って、また駅まで戻ってくるのに三十分もかかるから・・・。」


「全然いいよ。それにちょうど運動したいと思ってたところだし。医学部の勉強は、肩がこるからね。」


「ほんとにいいんですか・・・?」


「うん、もちろん。」



こうしてわたしは、剛に家まで送ってもらうことになった。


二人で駐輪場に行き、それぞれの自転車を道路へ持ち出すと、わたしたちは自転車にまたがった。


一列に自転車を走らせて、大通りを抜け、やがて住宅地に入る。


住宅地に入ったとたん、急に辺りが静かになる。


走り抜ける車は数えるほどで、歩行者もほとんどいない。


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