☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「そ、そうなの・・・。」


わたしもうなずいた。


「美里ちゃんとこの街で再会して、おれたち、そういう仲になったんだ。兄と妹みたいな仲に。」

「そうそう!」



「まぁ、わたしと美里はもともと姉妹みたいなもんだし、お兄ちゃんと美里が兄妹みたいな仲になっても、別にいいんじゃないの。」


梓は驚きつつも、納得したようにそう言った。




剛の住まいは、主に寝室と居間の二部屋だけのシンプルな造りだった。


居間には、レモン色の布張りのソファーと食事用のテーブルと椅子が置かれている。


居間とくっつくようにして台所が設置され、お風呂場とトイレに通じるドアがそれぞれ一つずつある。


男の一人暮らしなので、生活に必要な物以外はあまり置かれていないようだ。




わたしと梓は持参した小さなプラスチックのクリスマスツリーを壁際に置き、ガラス玉をぶら下げ、モールを巻きつけ、ツリーの飾り付けをした。


最後に金色の星をツリーのてっぺんに乗せると、小さいながらも立派なクリスマスツリーが完成した。


ツリーの飾り付けが終わると、今度はドアのところにリースを飾った。



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