☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
このなかに赤ちゃんがいる――。


わたしが動いているときも、息をすっているときも、ごはんを食べているときも、お風呂に入るときも、どんなときもわたしと一緒にいる。


わたしと赤ちゃんはへその緒でつながっている。


わたしからもらう栄養分で、赤ちゃんは生きている。




妊娠したと知ったとき、わたしの心は後悔と不安と絶望でいっぱいだった。


しかし今のわたしの心には、まったく別の感情が生まれようとしていた。


実際にこの目で赤ちゃんの画像を見たことで、自分の体のなかにもう一つの命があることを実感した。


赤ちゃんにとって、わたしはたった一人のお母さんなのだと――。




赤ちゃんを産みたい。

そう思った。


でも・・・、みんなは産むなと言うだろう・・・。


育てるのは無理だと言うだろう・・・。




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