☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「あのさぁ、この前親がいないときに、彼氏うちに呼んだんだぁ。」


「それで?」


「ゴムなかったから、そのままやっちゃったけど、全然大丈夫だったよ。」



わたしは会話が聞こえてくるテーブルのほうをちらりと見た。


そこには高校生らしき二人の女の子がいた。


制服が違うので、他の高校の生徒だ。



「そう簡単に妊娠なんてしないよねー。」


一人が言うと、


「うんうん。そうだよ。」


もう一人もうなずく。


「彼氏だって、たまには生でしたいって言うし。」


「それに毎回、ゴムつけてって言うのも面倒くさいしね。」


「万が一できちゃったって、下ろしちゃえばいいんだしさぁ。」




わたしは怒りのあまり、頭がどうかなってしまいそうだった。


赤ちゃんができても下ろせばいいなんて・・・!


たった一つの命を、そんなふうに言うなんて・・・!


ひどい・・・!!


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