☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「うん。前にお医者さんがそう言ってた。出す前から、精子は少しずつ出てきてるんだって・・・。」


「ど、どうしよう・・・。」


「まだ妊娠したかどうか分からないから、放課後、一緒に検査薬を買いに行こう。」


「うん・・・。」


梓は黙って、わたしと由衣の会話を聞いていた。


何を言えばいいのか分からない様子で、その場に立っている。




放課後、わたしと由衣、梓の三人は街の薬局へ行った。


女子高生が妊娠検査薬を買うのは、かなり勇気がいることだ。


おまけに学校帰りで制服を着たままだから、高校生だということは一目瞭然だ。


わたしたちは妊娠検査薬の他に、他の栄養ドリンクなども一緒にまぜて、検査薬を目立たないようにし、三人で一緒にレジに行った。


それでもやはり、お会計のときに、何となく店員の視線を感じた。



それからわたしたちはデパートの女子トイレに行った。


妊娠検査薬は、指定の場所に尿をかけて使う。


そして現れた表示を見て、陰性か陽性かが分かる仕組みになっている。



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