☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
美幸の10回目の命日。


わたしは剛の部屋で、最後の文章を書き終えて、鉛筆を置き、ノートを閉じた。


ソファーに座って、本を読んでいた剛が顔を上げて、こちらを見る。


わたしは椅子から立ち上がり、テーブルからはなれると、ソファーのところに行き、剛のとなりに座った。


「剛、書き終えたよ。」


わたしは剛に言った。


「そうか、ついに完結したか!」


剛は手をたたいた。





剛にすすめられて、この小説を書き始めたのは、二年前。


大学の勉強の合間に、書きためてきた。


ときには辛くなって、書くのをやめようかと思うこともあった。


でもそのたびに、剛が励ましてくれたから、わたしは書きつづけることができた。


そして何よりも美幸のために、小説を書き上げようと思った。



< 388 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop