CLORVER❦星幻想曲❦
きょろきょろと辺りを見回してもさっきの人達は何処にもいない
「…何だったんだ?」
蛍はコツコツとパイプオルガンの所へ歩いて行った
夢だったのだろうか?蛍は月の光りが差し込むステンドグラスを見上げた
ステンドグラスには美しい天使達が描かれている
「見た目に騙されるなよ?才崎蛍…彼らはああ見えて意外と毒舌だ」
背後からいきなり声をかけられ、蛍は驚いて思わず「わぁっ!!」と叫んだ
「あぁ、すまない驚かせるつもりは無かったんだ」
だったら背後からいきなり話しかけんなよアホ!!と蛍は心の中で文句を言った