虹と夢
かなりビックリしたような顔になった。
そりゃ、こんなに肉食だとは思ってなかっただろうな。
だけど……惚れた女は必ず手に入れる俺だ。
フラれても諦めるわけ…
「こ…こんな私でよかったら…可愛くないですが……よろしくおねがいします…!」
え……?
待った待った、こいつ危なくねえか…?
出会ったばかりの、見た目だけチャラい、年上の男に告白されて、OK出したよ?
ドキッとした。
初めての感覚に襲われ、少し焦ってしまう。
「お、あ、あぁ。」
カッコよくキメるはずが、ダサく終わってしまった。