純愛ストーカー
「急に接待が入った。ごめん。明日、会いに行くよ」
「気にしないで。お仕事だもん」
仕事帰りに交わした会話。週末はいつもあたしの家に斗真が泊まりに来ていたから久しぶりのお一人様。
コンビニに寄ってカルボナーラとクレープを買って手抜きの夕食。録り貯めていたドラマを観たり、自由な時間をのびのびと過ごした。
「久しぶりに一人もいいな」
相手に気を使わず、好きなものを食べて、好きなテレビを見て、だらしない格好で横になれるのが新鮮だった。