火星人門田さん


「門田さん、他の所って誰の所かな?」



「あ~誰とか知らないですね。

だいたい長くて一週間短い時には、二日くらいで出て言ってくれでしたからその時にいくらかくれたんでごわすよ。」




そりゃ普通は、こんなタコみたいな火星人と暮らしたくないよなと僕は、思った。




それにしても、お金が沢山あった僕は、それを数えた。




合計で一千八万三百三十二円あった。



一千万円は、桃尻エリカが出したのだろうと思った。




「これは、あなたが、自由に使って下さればよろしいかと思うでごわすよ。」




「自由にたってそりゃマズイよ。

沢山AV借りちゃうかも知れないしキャバクラに行ってしまうかも知れないよ。」




「それもいいですよ。

わしらをお金が無くなるまでは、見捨てんといて下さればよかですばい。」




門田さんが真面目に言った。


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