元恋人の甘い痛み【完】


「…いいえ、何でもないわ」

「何か隠してんだろ」

「別に隠してなんかない」

「俺をごまかしても無駄だ。何があったか言ってみろ」


雷牙は私の元へと詰め寄ると、獲物を逃がすまいといった様な鋭い視線で私を見据える。


こんな相談なんて出来る訳ないじゃない…。貴方に言えばきっと、行かなくて良いって言うと思う。それとも喜んで私を差し出すか。


二つに一つだわ。ジュオールわ守る為に条件の事で悩んでる訳じゃない。これは、私個人が絡んでいる事だから、自分で解決したいの。


< 186 / 709 >

この作品をシェア

pagetop