元恋人の甘い痛み【完】
「…いいえ、何でもないわ」
「何か隠してんだろ」
「別に隠してなんかない」
「俺をごまかしても無駄だ。何があったか言ってみろ」
雷牙は私の元へと詰め寄ると、獲物を逃がすまいといった様な鋭い視線で私を見据える。
こんな相談なんて出来る訳ないじゃない…。貴方に言えばきっと、行かなくて良いって言うと思う。それとも喜んで私を差し出すか。
二つに一つだわ。ジュオールわ守る為に条件の事で悩んでる訳じゃない。これは、私個人が絡んでいる事だから、自分で解決したいの。