元恋人の甘い痛み【完】


あの時、どうしてあのタイミングで秘書室を出てしまったのか、何故同じタイミングでエレベーターに乗ってしまったのかと自分を恨んだ。


もし、あの男と関係してしまったら雷牙が先方秘書とそういう関係なのと変わらない同罪になってしまう。


…それも雷牙には内緒で。


隠れてコソコソするのは好きじゃないのよ。雷牙に裏切られてから、コソコソされる側の痛みが分かった。


出来ればしたくない。


せめて、今回限りで終わらせる様に、何としてでも持っていかなきゃ。


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