元恋人の甘い痛み【完】
ノックをして直ぐ、ドアが開かれ目の前に居る男を見て再び現実へと引き戻される。
いつもの見知った男ではない。昨日顔を合わせたばかりの、大株主とセックスする為に此処へ来た。
「来ると思ってた」
「来る様に仕向けたのは貴方でしょ」
「はは、ごもっともだ」
開かれたドアを横切り中へと入ると、ソファーへ鞄を置く。入って直ぐの部屋にはソファーにテーブル、テレビがあり少しモダンな内装になっている。
寝室が見当たらない事を思うと、別室にあるのね。