元恋人の甘い痛み【完】
「よし、買い物にでも行くか」
「買い物って?」
「今夜は此処でハンバーグ作るぞ」
「え、ここで!?」
「ああ。夜のディナーはいらないと伝えてある。必要なものも揃えさせてあるし食材を買いに行くぞ」
雷牙も私もベッドから起き上がると服に着替えて、外出する用意を進める。
私がハンバーグを作れる様になりたいと言ったから、雷牙この日の為に予定を立ててくれたのね。
いつもおかしな事を言う貴方だけど、私の言った事を覚えててくれて実現してくれる所も雷牙らしいわ。