アルバと風の世界
「こういうのって一方通行って言うんだよね。うん」
のんきに話しながらも、考えるラキアです。

「ラキア、そんな人事だと思って・・
あ~~もう、ラキアも好きな子ができたら
わかるよ。きっと」アルバがため息をつきながら
言いました。

聞きながら、ラキアは、なぜかルシアのことを
考えている自分に気づきました。
あれ、僕は、妹みたいにルシアを思っていたはずなのに
ルシアのあの態度を見てから、少しおかしいぞ。
僕って、もしかして自分に気がありそうな女の子に対しては
いつも、気になってしまうタイプなのかな?

あ~~だめだめ、アルバが好きなルシアを好きになるなんて
親友失格だから、考えないようにしよう。それに僕は
ずっと、ここに居ることはできないんだから。などと
考えているラキアです。
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