アルバと風の世界

予想マシン

アルバは、少しむっとしながら
「まぁ、はずれることもあるかもしれないけど
当たるかもしれないだろ?」そういいました。

「アルバ、でも当たったら、いやだろ?」

「あ、そうか。そうだね。結婚とかあまりに先のことすぎて
わからないけれど、僕はルシアが好きだから、もしも
もしも、ルシアが僕を好きでいてくれるなら・・そのあの
将来は・・・」だんだん言いながら顔が真っ赤になっていく
アルバでした。

それを見ながら、ラキアは「なぁ~そうだろ。だから、
たとえ僕がルシアを好きになったとしても
アルバがいやなことは僕はしないから安心して」そういいました

しかし、アルバは、少し考えてから「いや、もしも、ルシアが僕のことが
好きじゃなくてラキアのことが好きで、ラキアもルシアを
好きになったら、僕は身を引くよ。うん。大好きなルシアや
ラキアには幸せになってほしいだろ。」きっぱりと
言うのでした。

ラキアは、「それは僕だって同じ気持ちだよ。大好きな
アルバやルシアには幸せになってほしい。だから
危険な目にはあってほしくないんだ」つぶやきました。

アルバが「ラキアの気持ちはよくわかったよ
でも、僕は羽を作るよ。いつでも飛べるようにしておくから」
そういいました。

聞きながら、ラキアは嬉しいような心配なような不思議な気持ちになって
アルバを見つめていました。

一方、そのころルシアの部屋へは
マリンが訪れていました。
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