意地悪な愛の言葉
その一言で、私は千葉さんを見上げた。黒淵の眼鏡を外し、煙草の煙を吐いた。

「てか、莉緒ちゃんってウブだな」

「え?」

千葉さんが一歩ずつ私に近づいて、手を掴む。

「俺、ずっといい子ちゃんぶってて疲れるんだよな」

「千葉さんっ…」

「悪いけど、莉緒ちゃんだけに本性教えるから♪」


次の瞬間、手を引っ張られた。私は千葉さんの胸にすっぽり埋まっていた。

「俺、結構意地悪だからさ」

「やっ…ここ会社ですよ…////」

「年下でウブで…虐めたい」


煙草の火を消し、顎を軽く捕まれていきなりキスをされた。
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