【完】幼なじみの、お嫁さん!!
(バカだなあ、俺…)
笹音があんなこと
俺に伝えてなければ
今こうして
穂波に年賀状を出すか
悩んでないだろうし
本屋で俺が穂波に
話した内容についても
気にしなかった。
突然口を滑らした
笹音が悪いのか
話を聞かなかったことに
できてない俺が悪いのか
どっちなのか分かんねえ。
けどなぜか今の俺は
「自分を振った彼女に
未練があることを
穂波に話した」ってことに
酷く後悔していた。