【完】幼なじみの、お嫁さん!!
『陸斗のことだから
また探し物でしょ?』
だが、さすが母さんの目。
誤魔化せる感じではない。
「まあ、そうだけど」
『何探してるのよ?』
「やーちょっとね」
けど、俺にもこう
プライドのようなものがあるから
はぐらかすように言う。
『何よそれ。
お母さんには言えないようなもの
探してるの?
…悲惨な点数の
テストの答案とか?』
「いや、違う」
『じゃあ…工口本?』
「はぁ!?」
むせそうになったじゃんかよ…