【完】幼なじみの、お嫁さん!!

『陸斗のことだから
また探し物でしょ?』


だが、さすが母さんの目。
誤魔化せる感じではない。


「まあ、そうだけど」

『何探してるのよ?』

「やーちょっとね」


けど、俺にもこう
プライドのようなものがあるから
はぐらかすように言う。


『何よそれ。
お母さんには言えないようなもの
探してるの?

…悲惨な点数の
テストの答案とか?』

「いや、違う」

『じゃあ…工口本?』

「はぁ!?」


むせそうになったじゃんかよ…


< 250 / 324 >

この作品をシェア

pagetop