【完】幼なじみの、お嫁さん!!

私が顔を
両手で覆った瞬間

陸斗の手が
私の頭に触れて
撫でてくれる。



『ほら、次の言葉は?』



いたずらっぽく
陸斗がそう聞く。


…今、陸斗の表情が
どんななのか

泣いてて見えないけど
想像できた。



「わっ…

わたし、も、好きっ…!」


必死に声を絞り出して
私も気持ちを伝えた。




13年越しの、告白。




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