短い時の中で

「お!噂をすれば・・・。」
寡鋳の目線の先には新の姿があった。




新は遊んでる感じでもなく、別に真面目君でもないその証拠に登校時間をとっくに過ぎてのご登校で先生に少し怒られてる。





しかし、ほとんど悪びれる様子もない。
まぁ先生が本気でおこってるんじゃないからという理由も少しはあると思うけど・・



そういう所は、先生の人気の秘密だと思う。




「新。おせぇよくるの。もしかして女?」

「そんなんじゃねぇよ。」
私の隣の席に腰を降ろす彼に豪がニヤニヤしながら聞くと彼は表情一つ変えずそっけなく答えた






彼の答えにほっとする自分が居る。









・・・これは・・・・恋ですか?









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