短い時の中で


現在私は新の隣の席、由樹によるとチャンスらしいんだけど・・・
私にとっては地獄に思えるよ・・・。





だって右肩が熱いし・・・。まじで緊張するし





「おはよ」

「はよ。茅沙妬。」

私が挨拶をすると彼はちょっと不機嫌そうに答えた。






皆は『茅沙』と呼ぶが、彼だけは『茅沙妬』と呼ぶ。なんか彼の声とか、する行動一つ一つがかっこいいとおもってしまう。



これは恋か否か・・・・。




「茅ぃぃ沙ぁぁ――――!!」
自分の世界に入っていた私は、大声で人の名前を叫びながら走ってくる由樹の声で我に帰った。





するといつの間にか先生の話は終わり辺りはすっかり騒がしくなっていた。






「どうしたの??」

「『どうしたの』じゃハァ・・ないよ。ハァ・・噂になってるよ・・・」
適当に答える私に息を切らしながらそういった。




は??噂・・・・?何の話?











< 18 / 72 >

この作品をシェア

pagetop