世界をあげる


「ただいまー。」

「おう、おかえり。」

利一さんはいつものように俺らを受け入れる。

「美姫ちゃん、どしたん?」

「…っご、めんなさいっ…」

美姫さんは泣きだした。

「え!?どしたん!?まあ上がりや。」

利一さんは美姫さんの荷物を上にあげた。

俺らも靴を脱ぎ、居間に向かう。

「座りい。お茶入れるけん。」

「…すいません。」

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