愛してるから。



「やってあげようか?メイク」



お姉ちゃんがそう言ってくれた。
だけど……



「ううん、いいや」



「あっ、そう?」



メイクしても可愛くなかったら、って考えたらやりたくない。



てか、絶対可愛くなるはずがない。





顔を洗い、髪をほぐす。



それでもお姉ちゃんのメイクはまだ終わってなかった。





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