灯火-ともしび-

弟×妹

『張り切っていきましょー!クロストーク第三弾!
今回は質問に答えてもらおうかなって思ってますが大丈夫かな?弟妹組!』

「が、頑張ります!」

「おう!なんでもこいよ!」

『それじゃ一つ目。
流馬くんは悪魔なんですか?』

「なっ…んだよこれ!んなわけねーだろ!」

「流馬くんは悪魔なんかじゃないですよ!大好きで、大事な人ですっ…。」

「小夏…。オレも…。」

『あ、そういうの後でいいんで。
はいはい、じゃあ二つ目ー。
流馬くんはアホの子なんですか?』

「ロクな質問ねぇのかよ!アホじゃねぇよ!ただ…あん時はごちゃごちゃしてただけっつーか…。」

「ちゃんと言えない私も悪いんですっ…。
だから流馬くんだけを責めないでくださいっ…。」

『…小夏ちゃん、いい子だよねぇ…。お姉さん、涙出ちゃうよ。
それじゃ最後の質問!お互いに言いたいことをどうぞ!』

「んじゃ俺から…。
小夏、色んな事があって…オレ、いっぱいお前を傷付けたけど…。
やっぱり好きな気持ちは変わんなかったから。
ずっとお前を大事にしてぇって思うし…。好き、だぜ。」

「うんっ…ありがとう、流馬くん。
私も大好きっ!(流馬に抱きつく)」

「うわっ!」


『不器用カップルに幸あれ!もー小夏ちゃん可愛い!ってことでクロストーク第三弾終了!』


*控室*

「…小夏…簡単に抱きつくんじゃないわよ!」

「夏海さんは俺に抱きついてくれないんですか?」

「は?一体何の話…ってうわ!(抱きつかれる)」

「ま、俺が抱きしめるから結局同じですけど、たまには抱きついてもらえると嬉しいなーって。」

「…(抱きつきたい…って思う時にはもう抱きつかれてるんだけどな…)」

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