灯火-ともしび-

兄×姉

『ではではついにラストです。
クロストーク第四弾!こちらも質問に答えてもらう形で進めていきたいと思います。今回は姉兄チームです。』

「よろしくお願いします。」

「そういうところ、律儀ですよね、夏海さん。大好きです!」

「いっ、いちいちそういうこと言わなくていいから!」

『それじゃ一問目。
風馬くんって経験豊富ですよね?』

「…あのー…これ、質問っていうより確認じゃないですか?」

「どうなの?(じっと見つめる)」

「っ…ま、まぁ、人並みだと思いますよ。
人並みの経験値です。」

「…人並みっていう基準が分からないんだけど?」

「え、あの…夏海さん、なんか怒って…?」

「怒ってはない…けど…。(少し落ち込む)」

「ヤキモチってやつですか?…可愛いですね。」

「別にそうじゃない!でも気にならないって言ったら嘘になる…ってだけ。」

「じゃあ今度、二人っきりの時に話します。俺の部屋で、ね。」

「…分かった。」

「(…ってもっと警戒しましょうね、夏海さん。)」

『本編でもだったけど相変わらずですなー風馬くん。
さてさて第二問。
夏海さん、本編で後半なんかめちゃめちゃ可愛くなってたんだけど、いつもの威厳はどこ行っちゃったの?』

「いやっ…だってなんか…もう、ね?(風馬を見上げる)」

「何言ってるんですか?夏海さんはいつだって可愛いですよ。
ただあの日は特別に可愛かったってだけです。」

「話題振る人間違えたっ…。」

< 63 / 85 >

この作品をシェア

pagetop