灯火-ともしび-
『それじゃあ第三問。
今後行ってみたい場所とかデートの希望とかはある?』

「そうですね…俺は夏海さんがいるならどこでも。」

「ちょっと!何か具体的に言わないと広がらないじゃない!」

「やってみたいことでもいいですか?」

『んーまぁ良し!言ってみたまえ!』

「えーっと彼シャツ、ですかね。」

「彼シャツ…?」

『説明します。彼シャツとは彼氏のシャツを彼女が着ること。裸の上に彼のシャツ一枚の状態。つまりね、結構な露出度かつギリギリじゃん、色々と。やっぱり安定の変態だね、風馬くん。』

「なっ…バカじゃないの!?そもそもそんなシチュエーションになることがないでしょ!?」

「そんなことないですよ?俺は狙ってます。」

「クソ真面目な顔でそんなこと言わないでよ!バカ!」

『さーてバカップルにそろそろ愛想も尽きたのでラストいきましょう。
お互いに言いたいことをどうぞ!』

「とりあえず近いうちに彼シャツを…。」

「やらないって言ってるでしょ!?」

「えー俺のシャツ着た夏海さんをぎゅーってしたいんですけどー。」

「知らんわ!あんたの願望なんて!」

『…ちょっ、ちゃんと終わってよ…。』

「わっ!ごめんなさい!ほら、しめるよ!ってわぁ!(後ろからかなりきつく抱きしめられる)」

「俺と夏海さんのラブラブ、楽しんでもらえましたか?
作者ももうちょっと書きたいみたいなので番外編で彼シャツが実現するかも…!」

「勝手なこと言わないで!っていうか最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。」

「んじゃ最後は夏海さんと俺のちゅーでお別れしたいと思います。
ほら、夏海さん、目、閉じて。」

「いっ…いやー!」


『とまぁバカップルでしめるのもいかがなもんかと思いましたが、一応主人公カップルなので。
ではでは彼シャツの実現…を目指して頑張ります!』

「頑張らなくていい!ってかたす…助けてっ…!」

「俺、離さないって言いましたよね、夏海さん?」


Secret Cross Talk Fin

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