[BL] 俺は可愛くなんかねぇー!

 チャポンチャポン

 ザザザザザ


 「こわいよぉ・・・、俺、怖いの苦手なのにぃ」


 外は、大雨。 

 部屋は暗い。
 
 部屋に一人。




 ―あの日のことが頭を過ぎった。


 俺が6才の頃


 『ゃだ・・・・・・やめてよ』

 『アンタなんて生まんかったらよかったわ』

 『・・・ごめんなさぃ』

 『アンタのせぇで・・・正樹さんは死んだって言うのに』

 『・・・』

 『何でアンタが生きとんねん!!!!』


 ドン


 『ぃた・・・ぃ』

 『・・・家から出ていけ』

 『ぇ・・・、外、大雨だ・・・ょ?』

 『・・・出ていけ』

 『・・・今外出たら・・・死んじゃ、ぅ』

 『んー?いっそのこと、死んできてもぃぃわよー?』

 『ぇ・・・?』


 幼いながらにも、理解してた。


 お母さんは、俺が嫌いなんだって、こと。


 
 『・・・分かりました』


 そして俺は家をでた
< 41 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop