[BL] 俺は可愛くなんかねぇー!

 ぎゅーっ


 「ぇ?」

 「・・・俺もね?昔ね?虐待・・・受けてたんだ」

 「・・・・・・は?」


 朱は短い腕で、小さい手で、俺を、抱きしめた


 「聞いて・・・くれる?」

 「うん・・・聞くよ」


 朱も虐待受けてた・・・って・・・


 「俺ね・・・おかーさんにすんごい嫌われてて・・・」

 「・・・・」


 俺は黙って、頷いた


 「『何で、可愛く生まれてきたの?アンタと私が比べられてるのしってるの!?』って言われて・・・俺・・可愛くないのに・・・」

 「・・・・・」

 「それから、だんだんご飯をだしてくれなくなったり、外にだされるようになったり、暴力振るわれるようになったり、」

 「・・・・・」

 「家に閉じ込められたり、学校に俺の悪い噂流したり、学費を払ってくれなくて、学校でご飯食べれなかったり、」

 「・・・・・」

 「・・・・・俺は、お母さん・・・大好きだったのに・・・・俺は・・・いらない子って・・・言われて、泣いて・・・・、ある日」

 「・・・・」

 「俺のことを庇って、大好きな大好きなお父さんが・・・死んだの・・・俺の・・・せいなの・・・俺が・・・悪いの・・・」

 「・・・・・」

 「だから・・・自殺しようと・・した・・・けど、俺、弱いから・・・できなかった・・・"生きたい"とさえ思った」


 
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