あなたしかいらないの!!


そしてあっという間に放課後。




長い担任の話が終わって、莉緒を探す。




莉緒を見つけた。




すると運がいいのか悪いのか、莉緒が振り向いた。




でもまたすぐ目をそらされる。




結構傷つくな。




そんな俺の様子を翔は見ていた。




そして帰り道。俺は翔と家が近い。だから、一緒に登下校している。





「お前莉緒ちゃんにべたぼれだな」





翔が笑う。




ほんっとにこいつうざい。




ってか莉緒ちゃんって言うな。




「お前うるさい!」




俺はこいつがうざくなって、家まで走った。




俺、人を好きになるの何気に初めてだ。




ってか完全に嫌われてたよな。




はぁぁぁぁ。どうすればいいんだ。



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