いじわるな君に恋をする



「れい「好きなの!!」





……………はい?





麗華は続ける





「ずっと、好きだったの…
引っ越す前からずっと好きだったの!!

空港で凌くんが、朔弥も麗華ちゃんが好きだったんだよって、教えてくれたの

だから、帰ってきたら告白しようって思ってたのにっ…」




知らなかった


麗華も、俺の事を好きだったなんて



でも…




「麗華…俺、今は花音が好きなんだ。

あいつを泣かしたくねぇ…」




俺はそっと麗華を離し、真っ直ぐに

麗華の目を見て言った




< 193 / 342 >

この作品をシェア

pagetop