いじわるな君に恋をする



どうせ、花音の事だから、強がって何も言ってこないだろう



その読みは当たった




花音はあたし達を見てるだけだった



ずっと、そうやってればいいんだ



そうすれば、朔弥はあたしの所に戻ってきてくれる



でも、それだけじゃ朔弥は戻ってきてはくれない





……花音に朔弥を諦めさせなきゃ




私は、放課後、花音を呼び止めた



< 220 / 342 >

この作品をシェア

pagetop