奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
映画館を出て、私たちは当てもなくプラプラ歩いた。



「何処かでお茶にしようか」

「あ、はい。 そうですね」



適当に選んだカフェに入ると、凄く混雑していた。



「ちょっとまってて」



そう言うと日下部さんはお店の奥へ行ってしまった。


土日って出掛けても何処も混んでるから嫌。


暫くすると、日下部さんが戻ってきた。



「十五分くらいで案内できそうらしいんだけど、大丈夫?」

「はい、大丈夫です」



お店の外に並べられた椅子に並んで腰掛けた。


ち、近い……。


触れ合わないようにするため、右肩にかけていた鞄を、左肩にかけ直す。


これで少しはマシかな。



「鈴川さんは、いつも休日は何してるの?」

「家族で出掛けたり、桃花と出掛けたりしてます」

「滝沢さんと本当に仲が良いんだね」

「そうですね。 一番仲が良い友達です」



仕事を楽しくできているのは、桃花のお陰。


桃花がいなかったら色んな事に耐えられなかった。



「日下部様、大変お待たせ致しました。 お席へご案内致します」



予定よりも早く席が空いた様だ。


私たちは席を立ち、店員さんの後ろについて歩いた。





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