『主夫』だって『恋』してますけど何か?
パタンッ・・・・
朦朧とする意識の中ドアが
閉じる音がした。
「・・・・・・・・・和樹?」
気付けば自分の部屋だった優。
意識を失った優を和樹が
ベットまで運んだ後だった。
身体に残る怠さは和樹によって
与えられたもの。
いつも優しく優を包み込む
和樹の温かさは少しも無かった。
『なぁ優、俺の事どう思ってる?』
昔、藤堂に聞かれた。
(・・・・どうして肇も和樹も
同じ事聞くの・・・・)
優はまた涙を流す。
(・・・・あぁそうか
だから肇は私を裏切ったんだ。
じゃぁ和樹も・・・・)
優は泣きながら苦笑した。
「好きって・・・・・何?」
一人きりの部屋に
優の小さな呟きが響いた。