『主夫』だって『恋』してますけど何か?
そして今・・・・・
別れてから一度も会う事が
無かった彼女がなぜか、目の前にいる。
「高松さん、どうして
和樹なんかと結婚したんですか?
絶対藤堂さんみたいな人が
お似合いなのに!」
倉野小夜子。
俺の目の前に座る元彼女が
俺の隣に座る妻の優さんに聞く。
「・・・・・主夫してくれるから。」
考えた末にそう言った優さん。
優さん・・・・
それはないでしょ。
恨めしそうに優さんを見た。
「きゃぁ♪
なんか高松さんらしくていいかも!」
なぜか喜ぶ小夜子。
「主夫してくれるなら
誰でも良かった訳?」
ずばり聞いたのは小夜子の隣で
優さんの向かい側に座る
優さんの元彼氏、藤堂肇さん。
「・・・・・違うわよ。
和樹だから結婚したの。」
優さんの答えにホッとした。
結局、優さんと2人(+カイト)
で予定していたランチは
小夜子の提案で4人
(+カイト)で食べている。
「藤堂さんと高松さんは元々
同じ会社だったんですよね?」
小夜子が思い出した様にに聞く。
なんでそんな事知ってるんだ?
藤堂さんが、優さんに自然に
聞き返していたからかな?
「・・・・どうしてそれを。」
優さんが怪訝な顔して聞いた。
「ええ〜?
皆さん噂してますよ。
二人が元々と同じ会社で
付き合ってたって。」
「・・・・違うわ。」
真顔で否定した優さん。