『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「高松さん。
どうせ隠しても無駄だって。
世間は狭いから、誰かしら
繋がってるんだし。
ここで働いてる人間の中に
前の会社の知り合いが
いてもおかしくないだろ。」
藤堂さんが呆れた顔で
優さんを見た。
「・・・・たく。
そいつを絞め殺したいわ。」
優さんは真顔で毒を吐く。
「じゃぁ付き合ってたって
いうのも本当なんですね♪
あっ、ただでさえ、美男美女な
2人を噂話のネタに詮索
してる人多いんですよ。
ちょっと聞くだけで
沢山情報くれました。
まぁどれが本当か嘘かは
ちゃんと確かめますけど。」
小夜子は優さんに笑顔を向る。
優さんと藤堂さんの噂か・・・・
噂好きは主婦だけじゃないんだな。
3人のやり取りを、出てきた
日替わり洋風ランチを食べながら
ボーッと眺めてるだけの俺。
本当なら今頃、優さんと2人で
楽しくランチの筈だったのになぁ・・・・。
美味しいハンバーグを
口にしても、今の俺には感動がない。
「パパ〜あ〜ん!あ〜ん!」
俺の膝の上にいたカイトが
ハンバーグを食べたいらしく
要求してくる。
「・・・・あぁ。はい。」
パクッ
「おぃち♪」
満面の笑みを見せるカイト。
最近どんどん喋るように
なってきたし、よく食べる。
後4ヶ月で2歳だしな。
マリンももうすぐ5歳だ。