『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「カイト・・・・・俺、マジで優さんに
愛されてなかったみたい。」
自分の部屋でカイトを
寝かしつけながら呟く。
優さんに中川さんとの事を
謝ったけど玉砕した。
カイトは今夜はなかなか眠らない。
可愛い、可愛い
俺と優さんの息子。
愛し合って産まれたんだって
信じたいのに・・・・・・
今は、もしかしたら
マリンと同じで
別の男の血が流れて
いるんじゃないかって
考えたりしてしまう。
「んな事ねぇよな・・・・!
ごめん、ごめん。
カイトは俺の息子だ〜!」
カイトを高い高いする俺。
「キャッキャッ!あ〜!!」
カイトは無邪気に笑ってる。
もちろん・・・・・
血の繋がりがなくったって
マリンも俺の大事な娘。
さっき優さんに、
あんたは主夫さえしてれば
いいと言われてしまった。
俺が浮気してもいいらしい。
もう、今どん底です。
うじうじしてたら
マリンが慰めてくれました。
「パパがママだきしめたら
ゆるしてくれるよ〜」
って無邪気に笑って。
きっとマリンは今、
抱きしめあうって言うのが
ブームになってるみたいです。
幼稚園で変な事
言わなきゃいいけど・・・