『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「何なのよ・・・・」


肇から強引に約束された優は
しばらく携帯を眺め
やり場のない気持ちのまま
シャワーを浴びて
マリンと眠りについた。





マリンは眠る前に優に言った。


「わたし、こんどはママとパパが
だきあってるのがみたいな!」


無邪気な子供のお願いだった。



優はマリンの頭を撫でながら
しばらく黙り・・・・・


「・・・・・・・そだね
おやすみ、マリン」

少し悲しそうに微笑みながら言った。





(・・・・・・・どうして今更)

この晩優はマリンの寝顔を
眺めながら、眠りにつく事は無かった。



<優SideEnd>



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