『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「優さん、遅いなぁ・・・・」


結局、優さんからメールの返事は
返ってこなかった。


マリンとカイトと三人でご飯を食べて、
二人は俺の部屋に寝かせた。



もうすぐ1時・・・・・か。


月曜だったのにな〜。


ずっと帰りを待っていたら、
日付が変わってしまった。


接待か何か?

でも週の頭の月曜から?







ガチャ・・・・ガチャン・・・



「・・・・ん・・・あっ俺
・・・・・寝てた?」

優さんを待っていたら
寝てしまっていた様だ。


今、玄関が開いた音したような・・・・



・・・・ガチャ

キョロキョロしていたら
リビングの扉が開く。



「あっ優さん!お帰りなさい!」

リビングのドアが開き、
スーツ姿の優さんが顔をだした。


「・・・・・まだ、起きてたんだ。」


「はい!」


良かった・・・・
優さんもう怒ってないみたいだ。



「・・・・マリンは?」


「僕の部屋で寝てます!
優さんの部屋に運びますか?」

昨日も一緒に寝てないしな。


「・・・・・いや、いいわ。
これからしばらく仕事
遅くなりそうだから、
マリンはあんたの部屋で
毎日寝かせて。」

そう言ってリビングから
いなくなった優さん。



なぜか終止目を伏せながら話してた。
なんか悲しそうに見えたのは
気のせいかな・・・・



それにしても・・・・・優さん帰り
これから遅くなるんだな。


「・・・・・なんだこの胸のモヤモヤ。」


忙しくてしばらく遅くなるなんて
良くある事なのに、なぜか
胸騒ぎがした。



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