学校監禁ツアー


「あなたは誰ですか?」



私は目の前にいる男に話しかける。

「私は子供の命を守るためにここにいる…」

「命を…?」

「その先に死があるのなら、私は子供の頭を割ってでも救う…」

「それは…」

間違っている


「だが、救えなかった…」

「え?」

男は悲しげな顔をした。

「彼は死に。彼女は鋏によって呪われた」

「呪われた…?」

「彼女を救うことはもう…出来ない」


「翠さん!」





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