もっと、きっと、ずっと、ずっと。
「うわっ・・・
聡くん!もう5時!」


「結局ほとんど確認作業だったな・・・」


「どうしようか?」


「え?」


「もう少しやる?
部活行きたいのも山々だけど・・・
これこのままってのもなんか・・・」


どうしようか

その質問の意味を理解するのに
時間がかかったように思う。


けれど
その提案は不思議と嫌ではなかった。


「聡さん☆
部活はいいんですの?
愛美ちゃんは?」


ララの言葉さえ
ろくに頭に入ってこなかった。
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