隣の彼女は・・・
ハッピーエンド?
鈴に守られてた幼い日


いつか鈴の背中を見てる立場を変えたいって思ってた。


だけど、それはなかなかできなくって


いつからか

俺は鈴を守るとか強くなるとかより


何だかんだと理由をつけて

ただ鈴から離れたんだ。



鈴が着いて来れない全寮制の男子校に入ったりして・・・



それが全ての間違いで


俺に最悪の記憶を残し

それが鈴にも知られるのが怖くって



「そんなのたいしたことじゃないじゃない!」



いつの間にか鈴が俺の隣に座って

バン!と

俺の背中を叩いて言った。



「駿ってば、小さい時と何にも変わってなかったんだね?」



それ・・どうゆう意味だよ?



「いっつもイジメられて、オドオドしてて、

泣き虫で、そのくせ変なとこ意地っ張り、でもって・・・」



「何だよ!まだあるのかよ!」



「忘れっぽくて!」



鈴はそう言うと同時に



チュッ!




俺に

キスをした。



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