隣の彼女は・・・
それでもあきらめない・・・

なんでか・・・また俺は予備校に来てる。

そして、鈴のやつも当然ながらいて・・・


「また出た・・・。」

「何よ。人をバケモノ扱いして。」

「バケモノなんて言ってないだろ。」


まあ、見た目普通じゃないけど・・・。

今日もこれでもかってぐらいの姿


誰かこの女にファッションセンスってものを


教えてやってくれ・・・


いったいどこの田舎者だよ。



こいつ・・・ありえね~。




「人のこと『こいつありえね~』とかって思ってるんでしょ?」



は・・・



「どうして分かった?」

「マジムカつくんですけど。」



俺の机に腰掛ける


止めてくれ・・・

お前といると俺まで同類だと思われる・・・



教室の向こうの隅で女子がヒソヒソ話してる。



どうせ俺とこいつのこと。



『木下くんってあのさえないコと付き合ってるのかな?』

『え~、マジでぇ?』

『ありえな~い!』

『趣味悪!』


・・・とかさあ・・・


こいつとなんてあり得ませんから・・・



付き合う?

ないない



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