仮面ライダー ORIGINAL FORM
…決め台詞
『俺の拳に凍えろ…』
「『アクション』」
低く構えた状態から両腕を前に出し、それぞれ左右の手で左右の手首のボタンを押す。
ちょうどキョンシーの真似をしているような感じだ。
――キシキシッキシンッ
銀色の両腕に青白い光の筋が走る。
その線は冷気を発生させ、両腕の周囲の温度を急激に低下させる。
『いくぜっ』
――ザシュッ
踏み出すと同時に蟹男の目の前に止まる。
「なにぃっ!?」
『カニぃっ!?とは言わないんだな…』
蟹男の脳から腕に向かって防御の電気信号が走るより速く…
――ガキィィインッ
放った右アッパー。
「ぐがぁっ!!」
蟹男の体を守る硬い甲殻は撃ち破れないが、確実に重要な一撃。
「『スタート』」
腕から聞こえた電子音を合図に蟹男に更なる追撃を放つ。
.